英語で日本語にできない表現は色々あるが、

日本語に無い考えとして

三味線を教える時に使う言葉で言うと

I'm very proud of you.(あなたを誇りに思う)
Thank you for your patience(辛抱強く教えてくれてありがとう
)当たりが
引っ掛かる。


I'm very proud of you.は相手を褒める時に使うので
「スゴい」「よくやったね」とも訳せるが、


相手が「スゴイ」のではなく、
自分が「誇りに思う」という表現をする。


I'm impressed! など、

英語では相手を褒める時、「自分がどう感じているか」 で表すことが

結構あるのだ。


また先生に感謝するときに
"Thank you for your patience"(辛抱強く教えてくれてありがとう)も日本では無い表現。

そもそもpatient = 辛抱強い

と訳されるが、 辛抱強いは
我慢する という意味合いが含まれるが、


Patient は
Capable of calmly awaiting an outcome or result; not hasty or impulsive 結果や成り行きを落ち着いて待つことができる;性急でも衝動的でもない


我慢する意味合いが無いのだ。


I love you は 愛している

と訳されるが、 
日本で愛しているというと 一死ぬ前に一回言った
くらいの重い意味を持つこともあるが、

大切に思う
くらいの意味もあり、

アメリカの方がカジュアルに I love you を言うのも
そのあたりに理由がある。


I love you を夏目漱石が 

「月が綺麗ですね」と訳した話は有名だが、

となると

「月が綺麗ですね」
「私は嫌いです」
「えっ?」

みたいな笑い話にもなりうるのである。