日本文化に関わる人には周知の事実ですが、
名取芸名制というものがあります。
実際にやってないと分からないシステムなので紹介しておきます。
We have a system of stage name.
I will introduce here.
大体どこの芸能でもある程度になると
試験を受けてパスすると、芸名をもらえて
「名取」となります。これが大体50万円。
We get stage name after passing the exam with about 50,000yen.
名取で終わりのところもあれば、その上に師範があるところもあるなど、
システムはまちまちですが、
上の段階になると、自分のお弟子さんに芸名をあげられるようになり、
50万円の半分くらいが入ってくるようになります。
If we get higher level, we can give our own student the stage name ,
and we got the half of 500,000yen.
これを聞くと「マルチ講ではないか」と揶揄する方がいらっしゃいますが、
実態があるのでマルチ講には当たりません。
日本舞踊はもっと高くて、2〜300万円くらい。(勿論ところにより違いますが)
発表会に出るだけで100万円くらいかかります(地方さんというプロの伴奏者を
呼ぶため)
もう一つは、お中元とお歳暮には大体お月謝一か月分(1万円程度)を払うことになっています。
(コレは任意なので払ってない人もいます。)
私は悪いことだと思わないので、オープンにしますけど、
嫌がる人は多いですね(^^ゞ(嫌だったら辞めて自分でやればいいのでは、、と思うのですが。)
そういう裏を知らない学校の先生や、国際交流のイベント関係の方が
気軽に無料で先生方を呼んで、トラブルになる事例が増えています。
(ひどいのになるとさせてやるという意識の方もいます。)
ボランティア=自発的に。 自分から申し出がない限りは、
先生方に
タダで声をかけるのだけでも、失礼になるというのは覚えておいた方がよいでしょう。
それもそのはず、何千万もかけて体得してきた技術が、日雇いのバイト以下の資産価値
しかないと言われれば、普通誰でも怒るでしょう。
If you want to ask him or her to perform, it is very rude to ask one for free.
Please ask us,"How much does it cost to ask you to peform"
そうして本当に呼びたいと思ったら
「いくらくらいで来てくださるのですか」
とハッキリ聞きましょう。
これは逆に聞かないと後々トラブルになるので、失礼にあたりません。
日本文化を伝えるには表面だけでなく、実際に経験して
裏も知っておかないといけませんね。
If you want to pass on the Japanese culture,you have to train in real.