北斗の拳と家元制について編集する 2012年03月16日01:55 家元制の
「伝承形式」には、
「完全相伝」と「一子相伝」の二つの種類があります。簡単に言えば、前者は師匠が持つ情報の全てを弟子に伝える形式で、後者は親が持つ情報の全てを一人の子供にのみ伝える形式となります。
【一子相伝】
学問や技芸などの秘伝や奥義を、自分の子供の一人だけに伝えて、他には秘密にして漏らさないこと。
とあるので
パッと見れば
自分の子どもにしか教えないように見えますがそうではありません。
茶道などの家元制度も 「一子相伝」なのです。
では何が「一子相伝」なのかというと
「秘伝」なのです。
秘伝のお点前を自分の子どものみに伝えるということ。
茶道にも完全相伝制のところもあって石州流がそう。
すなわち 先生になると 一つの流派が起こせるワケです。
茶道手帳には
裏千家
表千家
武者小路千家
とあるのに
石州流は
石州流伊佐派
石州流清水派
土佐石州流
とズラっと並んでいるわけです。
家元制度にも色々あって
名取・師範・準師範・総師範
(小山流の場合はコレで、師範になると名取さんが出せます。)
とあるところもあれば
名取で終わりのところもあり、
箏では 初伝・中伝・奥伝 となるのが 多い。
沖縄の三線に到っては自由なイメージがありますがこれも
実は家元制を採用しており、
琉球民謡協会では
新人賞・優秀賞・最高賞・教師・師範
となっており、師範になると教師が出せるということになっているそうです。
名前も 苗字も 変わるところもあれば
下の名前だけ変わる場合もあります。
津軽三味線小山流では
小山貢 家元先生の 弟子 なので
私は
小山貢山。
私の生徒さんが名取になると一字取って
小山 山香
小山 山由
さんがおります。
最初に習った竹山流(高橋竹山)の先生は上の名前が変わらなかったので
島村舟山。
ちなみに私の 貢山の 山は 舟山先生の 山から取りました。
話変わって北斗の拳ですが、
主人公「ケンシロウ」は
一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」の第64代伝承者。
「北斗宗家」という言葉もあるように、
(宗家(そうけ)は
1.ある一族、一門において正嫡の家系。またその家系の当主。本家。
2.家元の言いかえとして用いられる称号。
3.家元と宗家を区別している場合もあり、小山流では創始者貢翁先生を「宗家」、今のリーダーは 家元 先生です。)
北斗神拳は「家元制」。
実は ケンシロウ、家元なのです。
家元制というのは日本文化に限らず最近では
フラダンスにも導入されているそうです(ただし日本のフランダンス界限定のようですが)
伝道文化の 家元制について苦言を呈する割りに
武道をやってらっしゃったりする方がいるのですが
、
(詳しくは wikipedia津軽三味線「流派」を参照のこと。
その方と私が激論を呈してます。
)
武道も思い切り「家元制」。
合気道の道主 も 家元 です。
ただしこちらの場合は段級位制を採用しています。
(余談ですが道主一族は黒帯を出す側なので白帯をつけるのが通例です。
白帯は、長年の汗や血を吸って茶帯を経て黒帯になるということだそうです。段級制に関しては 柔道の創始者 嘉納治五郎 が講道館を設立する際に囲碁・将棋を参考として段位制を採用したそうです。)
暗殺拳を広めるのはどうなの?というご意見もあったようですが、
武術でも竹内流などは今でも「人の殺し方」を技術として教えている
ワケで全く問題なし。
北斗神拳創始者は、シュケン。(漫画「蒼天の拳」に詳しい)
ケンシロウの本名は
霞拳四郎
らしいので
「拳」をつけるのが慣例なのでしょうか。
あるいは もう 名前の一字を受け継ぐ伝統は廃れてしまっているか、武道には雅号システムは聞いたことないので、最初から無いのかもしれません。
和楽器奏者も、「指導者」「プレイヤー(演奏者)」としての二つの側面
がありますが、
ケンシロウは明らかにプレイヤーの方で指導者に向いていないと思われます。
平和になった後 地元に帰って道場など開いていたら、、
着物着て免状与えていたら、、なんて
思うと男の子の夢が崩れます。
ちなみに私はホラ貝検定4級も持ってます。
「段とか級とかあるの?」
と驚かれるのですが
何のことは無い、システムとして採用しただけで
講習会に出て試験して音が出たら貰える物でした。
案外 北斗神拳の 免状も 簡単に貰えるのかもしれません。
北斗神拳の継承者とおぼしき人物
北斗晶
松浪ケンシロウ
「伝承形式」には、
「完全相伝」と「一子相伝」の二つの種類があります。簡単に言えば、前者は師匠が持つ情報の全てを弟子に伝える形式で、後者は親が持つ情報の全てを一人の子供にのみ伝える形式となります。
【一子相伝】
学問や技芸などの秘伝や奥義を、自分の子供の一人だけに伝えて、他には秘密にして漏らさないこと。
とあるので
パッと見れば
自分の子どもにしか教えないように見えますがそうではありません。
茶道などの家元制度も 「一子相伝」なのです。
では何が「一子相伝」なのかというと
「秘伝」なのです。
秘伝のお点前を自分の子どものみに伝えるということ。
茶道にも完全相伝制のところもあって石州流がそう。
すなわち 先生になると 一つの流派が起こせるワケです。
茶道手帳には
裏千家
表千家
武者小路千家
とあるのに
石州流は
石州流伊佐派
石州流清水派
土佐石州流
とズラっと並んでいるわけです。
家元制度にも色々あって
名取・師範・準師範・総師範
(小山流の場合はコレで、師範になると名取さんが出せます。)
とあるところもあれば
名取で終わりのところもあり、
箏では 初伝・中伝・奥伝 となるのが 多い。
沖縄の三線に到っては自由なイメージがありますがこれも
実は家元制を採用しており、
琉球民謡協会では
新人賞・優秀賞・最高賞・教師・師範
となっており、師範になると教師が出せるということになっているそうです。
名前も 苗字も 変わるところもあれば
下の名前だけ変わる場合もあります。
津軽三味線小山流では
小山貢 家元先生の 弟子 なので
私は
小山貢山。
私の生徒さんが名取になると一字取って
小山 山香
小山 山由
さんがおります。
最初に習った竹山流(高橋竹山)の先生は上の名前が変わらなかったので
島村舟山。
ちなみに私の 貢山の 山は 舟山先生の 山から取りました。
話変わって北斗の拳ですが、
主人公「ケンシロウ」は
一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」の第64代伝承者。
「北斗宗家」という言葉もあるように、
(宗家(そうけ)は
1.ある一族、一門において正嫡の家系。またその家系の当主。本家。
2.家元の言いかえとして用いられる称号。
3.家元と宗家を区別している場合もあり、小山流では創始者貢翁先生を「宗家」、今のリーダーは 家元 先生です。)
北斗神拳は「家元制」。
実は ケンシロウ、家元なのです。
家元制というのは日本文化に限らず最近では
フラダンスにも導入されているそうです(ただし日本のフランダンス界限定のようですが)
伝道文化の 家元制について苦言を呈する割りに
武道をやってらっしゃったりする方がいるのですが
、
(詳しくは wikipedia津軽三味線「流派」を参照のこと。
その方と私が激論を呈してます。
)
武道も思い切り「家元制」。
合気道の道主 も 家元 です。
ただしこちらの場合は段級位制を採用しています。
(余談ですが道主一族は黒帯を出す側なので白帯をつけるのが通例です。
白帯は、長年の汗や血を吸って茶帯を経て黒帯になるということだそうです。段級制に関しては 柔道の創始者 嘉納治五郎 が講道館を設立する際に囲碁・将棋を参考として段位制を採用したそうです。)
暗殺拳を広めるのはどうなの?というご意見もあったようですが、
武術でも竹内流などは今でも「人の殺し方」を技術として教えている
ワケで全く問題なし。
北斗神拳創始者は、シュケン。(漫画「蒼天の拳」に詳しい)
ケンシロウの本名は
霞拳四郎
らしいので
「拳」をつけるのが慣例なのでしょうか。
あるいは もう 名前の一字を受け継ぐ伝統は廃れてしまっているか、武道には雅号システムは聞いたことないので、最初から無いのかもしれません。
和楽器奏者も、「指導者」「プレイヤー(演奏者)」としての二つの側面
がありますが、
ケンシロウは明らかにプレイヤーの方で指導者に向いていないと思われます。
平和になった後 地元に帰って道場など開いていたら、、
着物着て免状与えていたら、、なんて
思うと男の子の夢が崩れます。
ちなみに私はホラ貝検定4級も持ってます。
「段とか級とかあるの?」
と驚かれるのですが
何のことは無い、システムとして採用しただけで
講習会に出て試験して音が出たら貰える物でした。
案外 北斗神拳の 免状も 簡単に貰えるのかもしれません。
北斗神拳の継承者とおぼしき人物
北斗晶
松浪ケンシロウ