進学校で親の期待にこたえられず評価されなかった高校時代、

社交的な方でもなかったので鬱憤がたまっていたのか、

大学になって社交的になった。


進学して変わる話は良くある話だが私もそうだった。

中でも印象深かったのは

大学のクラブ紹介の時だった。

その当時三味線ってまだメジャーじゃなかったので

三味線を始めたと言って笑いだす人もいたり、

ストリートで三味線弾きたいと言ったら

「そんなもの聞きたいヤツいるわけないだろ」

と一蹴されたこともあった。



クラブ紹介の時に一発ガツンと弾いて

初めて皆から「カッコよかったよ」等といわれ

新入生がゾロゾロ入ってきたのだ。


その時、初めて他人から評価される喜びを知ったのだ。




その後、松山でストリートをしていたらたまたまその進学校の後輩

から声をかけられ、同期で初めて凱旋公演に呼ばれ

高校時代の鬱憤の雪辱も果たした。




あれから10年、腕は確実に上がったはずだが演奏に対する充実感は減った。

最近結構ライブ演奏は楽しめるようにはなってきたのだが、



あんな充実感、もう二度と味わえないかもしれないな。。



演奏家には「これがあるから止められないんだよなァ、、」

↑この本からの言葉です。


という瞬間があるものだ。


あなたには、どんな「忘れられない瞬間」がありますか?






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