アメリカのビジネス文化(入門ビジネス英語)と同時に日本文化の礼儀作法(茶道やお座敷の演奏)を学んでいると、共通点があって結構おもしろい。 I think Japanese traditional manner and one of american business has in common. One is "To remember the partner name." such as by saying"Nice talking to you, Mr.shishido."
組織への帰属意識などは当然真反対なのだが(転石苔むさずの諺に代表されるように)何点か共通する点を見つけた。(人間として当たり前と言われたらそれまでなのだが) 一つ目は、「名前を覚える」 普段の生活で日本人はあまり名前を呼ばず「彼が...」等とお茶を濁したりすることもあるが、お茶の先生は一度来ただけの人でもきちんと名前を覚えて呼んでくれる。 アメリカのビジネスマナーも同じで、「お会いできてうれしかったです。ミスターシシド」 などとできるだけ名前を呼ぶようにして覚えてくれる。 二つ目は、「感謝の言葉」 お稽古でもしていただいた後は必ず「 ありがとうごさいました」(当たり前なのだが私は普通にできないのです(汗))指導されるし、手紙やメールにも「いつもありがとうございます」 等の言葉は欠かさない。 これもアメリカからのメールには最後にサンクスと書いてあるし会話しててもサンキューも言いやすい。 Second is the word of thanks. I found e mail from america has the word" thanks" in the end. 最近、アメリカ在住の日本人からのメールには文末にありがとう(日本語で)と書いてありました。 きっと向こうの文化が染み付いているのでしょう。 電話で英語レッスン教師、チャック講師も「今日は演奏してきた」というと Did you get paid or no? How much? なんて聞いてきて最初は金の話ばっかりやな...と思ったが思い直して数を英語で言う練習(1万=ten thousandなんて慣れないとなかなか変換できない ) をしてくれてるのかと思ったが、よくよく聞いてみると「何も考えてない」ようだ。 お金の話題になるのは普通のことだよ。とのこと 金の話ばかりすると思った時点で既に日本人的なのかもしれませんね。 そう言えば日本文化のお稽古人としては「お金の話は汚い」という意識があってお金の話をすると嫌な顔をする人もいるのだが、聞かなければ聞かないでトラブルになるからまた怒られる。 茶道関係者はそのあたりしっかりしていて、「いくらなら来てくれるの」 とはっきり聞いてくる。 そうしないと後々トラブルになって失礼になることを知っているのだろう。 そんな話で「しっかりお金の話をする」のも共通点。(原稿料をはっきり最初に聞いて嫌な顔された作家さんの話を聞いたことあります。) and also, in tea ceremony, they ask us about money of performance clearly. although most Japanese think talking about money is dreadful. The third is "to give thanks as money." 3つめは、「感謝をお金で表す」 お座敷の話だが演奏の後に寸志(投げ銭)をくれることがある。 いわゆるアメリカで言うところの「チップ」というヤツだ。 Japanese often don't give chip to the street musician even though he or she listen our whole music . But Americans have a custom to chip. When I play before those who are rich at Japanese food restaurant, they often gives me chip. 日本人はストリートの演奏でも平気でタダで聞いて帰る人も多いのだが ストリートで演奏していても結構入れてくれるそうだし、向こうの人やお座敷に来るような方は「感謝をお金で表す」ことに慣れているのかもしれませんね。 お茶の世界でも演奏を依頼された後には例えパーティの席でちょこっとであっても、 必ず「プロの方に失礼だけど、、」と寸志が渡される。 お中元やお歳暮もお月謝1ヶ月分のお金が相場というのも同じ話し。 という、雑感。 津軽三味線・箏・沖縄三線 演奏教授 宍戸俊信(小山貢山) http://www.shamimaster.com/ 三味線弾きシシド・三味マスタードットコム