ニューヨーク公演の感想としては、

おおむね評判が良かったものの、

色々な人に話を聞くと、

...

事業化するには壁が沢山あるということを感じました。

公演の間に、日本クラブという、

ニューヨークで茶道や華道、箏 等を教える カルチャーセンターに行ってまいりましたが、

そこでの講師は、他の理由でアメリカに来て、教えてる人で、

その為に来た人は一人もいない。

とのことでした。

箏を教えている人の話も聞きましたが、

ギャラの出る演奏は非常に少ない。とにかく大変。

またニューヨークメッツで公演した人の話も聞きましたが、

色々公演の機会があるものの、

実はお金に関してはケチで、

何とシート代すらこちら演奏者が払って演奏したとのこと。

当然と言えば当然で、ニューヨークで日本文化芸能をやったところで、

人が呼べるか、と言えば はっきり言って No でしょう。

日本なら人が来なかろうが、技術者を呼ぶとお金がかかる

のですが、まだ日本は恵まれているワケです。

後は、日本なら、 「日本人だから和楽器を」という理由で始める人も多いのですが、

向うではそうは行きません。

アメリカの人が、向うの自国文化をせずに、 日本文化をやる魅力を

誰もが分かる形で伝えられる人は、日本文化に関わる人でも、

正直殆どいないでしょう。

ニューヨークで演奏したというと、どうしても

演奏しただけで舞い上がってしまうのですが、

ギャラの出る演奏をしてる人なんて、正直殆どいない。

それはそれで、始めた時、演奏するだけで楽しかったあの頃を

思い出すので、いいことなのですが、

その先に見えるもの-事業化-を考えないと、

長続きはしないのです。

武道や禅、尺八 和食等、 日本文化の中でも

輸出に成功しているのは精神性であったり、

ヘルシーなイメージであったり、何か付加価値がついているのであって、

何か付加価値をつけるのも手ですが、付け焼刃では定着しません。

もっと普及するハズだ、、というのは良くある論調ですが、

普及してないものには、それなりのワケがあるのです。

色々課題の見えた旅でした。