今回は本皮の沖縄三線のご紹介です。




本皮とは、合皮に対する言葉で、

三線は、本土の三味線に対して、
合皮の普及率が高いです。

本皮とは

ビルマニシキヘビの
皮で、ベトナムで輸入されているものです。


ワシントン条約で輸出入が禁止され、
ベトナムのみが輸出を許されているため、

海外に行くときは止められる可能性もあるので、
注意が必要です。

ヘビ皮の三味線で民謡を歌うなんていうのは
ごく最近(3,40年くらい)のもので、

それまではヘビ皮の三線は宮廷楽器として使われる
三線か、名士の家にしかなかったそうです。


本土では床の間に刀が、
沖縄では床の間に三線が
おいてある、という話がありますが、

これは三線が高価だったことがわかります。



それまで、庶民は「渋皮張り」とか呼ばれる
三線を使っていたそうです。薄い紙に渋を塗り、それを何枚も重ね合わせてあるのだそうです。
その「渋」は正体が芭蕉の汁なのだそうです。

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芭蕉
英語ではJapanese bananaという、日本の「バナナ」。
沖縄の糸芭蕉からは芭蕉布がつくられる。



三線(本皮)


本皮三線


入手先 祖父が持っていたので、、わかりません(T_T)
値段  当然値段も。。(T_T)
材質  材質も。。。(T_T)

皮   蛇皮。




ちなみに蛇皮の選び方。

蛇皮は若蛇より老蛇がよい。
老若を見分けるには若蛇はウロコがひし形
であるが、だんだん年をとるに従い、楕円形
となり、老熟すると丸くなる。
色は黄、白、黒の三種あるが、黄色が上等。
厚みは若蛇は中央が暑く、両端に薄くなっているが、
老蛇は前面同じ厚さである。


私のを見ましたが、、
思いっきりひし形でした。。。(T_T)

本皮三線表面