三味線の糸について書いておきます。


三味線の糸が黄色いのは防腐剤としてウコンを使っていた
ためと言われています。


私の竹山流の先生は、

1の糸 24番
2の糸 14番
3の糸 12番

を使っていました。

今は 番 という単位も使われますが、

もともとは 尺貫法の 匁(1もんめ=3.75グラム)

でした。


たとえば15番の糸の場合
15匁(56.25グラム)の元糸から
一の糸なら60本、二の糸なら100本、

三の糸なら200本とる、という形になります。

絹糸は現在でも京都などで手作業で作られており、

熱いお湯に手をつけて手で練っていくので

後継者不足に悩まされているそうです。