三線の音楽は大きくわけて

民謡、古典、そしてポップスに分けられます。

古典というのは自由な民謡に対し

細かいところまで決まっている宮廷音楽でした。

要するに本土の三味線にしてみれば

長唄と民謡の違いのようなものです。


古典という言い方ですが、

できた当初から古典 などという呼称が

あったわけではなく、いつごろからできた呼び方なのか

疑問に思っていましたが、


松村洋著白水社 唄に
聴く沖縄 に詳細がかいて
ありました。。

さらに付け加えておけば、そもそも琉球古典音楽の「古典」という言い方も近代に入って登場したものである。王国時代は、既成のレパートリーを踏まえ、そこに絶えず新たな工夫を加えていく現在進行形の芸能であったわけだから、古典であるはずがなかった。古典と言う呼称は、近代に入って、継承や保存という意識が強まることによって生まれた。仲宗根幸市は、、楽曲の種類によって大節とか端節などと呼ばれていたものをまとめて古典と呼ぶようになったのが、いつごろか、はっきりしないとしつつ、おおよそ大正末ころではないかと推測している。。。



ちなみに古典より民謡の方が古いんです。


それもそのはず、古典 というのは誰かが作曲したもの。
民謡と言うのは生活の中で自然発生的に生まれてきたもの。

古いほうがよいわけではありませんが、

古典の方が新しい というのも不思議な話です。