三味線弾きシシドの「日本文化ゎやばい!」

津軽三味線、箏(琴)、沖縄三線を 演奏する、 三味線弾きシシド(小山貢山)のブログ。茶道、合気道もたしなむ日本文化体験&発信記。

2006年03月

何の為に、弾くのか。

3e6b6873.jpg岡山県のくらしき作陽大学でのラストライブのチラシ

を見つけました。


「伝統を守ることと、人を楽しませること、
この2つは多くの場合、相容(あいい)れない。

邦楽(J−POPではない、いわゆる純邦楽、伝統邦楽)
の世界ではこれはつきない議論である。

自分のやりたいことは伝統を守ることではない、
老若男女同時に楽しませ、心を動かす、
その手段として和楽器を選んだだけのことである。

そして今回、その2つの問題に対する
自分なりの仮説を立ててみた。

今回のステージを見て、あなたの心に何らかのプラスの
変化が生じたとすれば、
それは私の望むところである。」



伝統を壊そうとするなー だとか、、


箏(琴)の字が違うとか 


最初の一文に対して じゃぁ歌舞伎なんかどうなん、、
とか


前日が専攻の定期演奏会と重なって疲労がたまってたので

顔が青白かっただの



いろいろ言われましたが

チラシ製作に始まり宣伝からイベント企画までほとんど一人でやったライブで、

いい思い出です。

(チラシに関しては、とにかく人に伝えるためのものだから

分かりやすく、ということで琴の字を使い、

無料 を大きく、 そして目を引くように

三味線のシルエットを使用しました。とにかく

思いが一杯詰まったチラシですm(__)m)


今では少し弾く理由も変わってきたかもしれません。

というより、本当の理由が分かってきたと思います。


私にとって楽器はコミュニケーションの手段。

外国人と話すときに武器になるな、、

という思惑が楽器を始めた当初あったことを思い出しました。

もちろん、弾くこと自体も楽しいから続いてるわけですが、、


ここで一句。

「三味線弾き 楽器がなければ ただの人」

(ここで言う三味線弾きとは自分のことですよ!)

所有楽器紹介(本皮沖縄三線)

今回は本皮の沖縄三線のご紹介です。




本皮とは、合皮に対する言葉で、

三線は、本土の三味線に対して、
合皮の普及率が高いです。

本皮とは

ビルマニシキヘビの
皮で、ベトナムで輸入されているものです。


ワシントン条約で輸出入が禁止され、
ベトナムのみが輸出を許されているため、

海外に行くときは止められる可能性もあるので、
注意が必要です。

ヘビ皮の三味線で民謡を歌うなんていうのは
ごく最近(3,40年くらい)のもので、

それまではヘビ皮の三線は宮廷楽器として使われる
三線か、名士の家にしかなかったそうです。


本土では床の間に刀が、
沖縄では床の間に三線が
おいてある、という話がありますが、

これは三線が高価だったことがわかります。



それまで、庶民は「渋皮張り」とか呼ばれる
三線を使っていたそうです。薄い紙に渋を塗り、それを何枚も重ね合わせてあるのだそうです。
その「渋」は正体が芭蕉の汁なのだそうです。

cb9fb9eb.jpg

芭蕉
英語ではJapanese bananaという、日本の「バナナ」。
沖縄の糸芭蕉からは芭蕉布がつくられる。



三線(本皮)


本皮三線


入手先 祖父が持っていたので、、わかりません(T_T)
値段  当然値段も。。(T_T)
材質  材質も。。。(T_T)

皮   蛇皮。




ちなみに蛇皮の選び方。

蛇皮は若蛇より老蛇がよい。
老若を見分けるには若蛇はウロコがひし形
であるが、だんだん年をとるに従い、楕円形
となり、老熟すると丸くなる。
色は黄、白、黒の三種あるが、黄色が上等。
厚みは若蛇は中央が暑く、両端に薄くなっているが、
老蛇は前面同じ厚さである。


私のを見ましたが、、
思いっきりひし形でした。。。(T_T)

本皮三線表面 

カチャーシーの三線を習う。

80a7c316.jpg今日は、2月23日に行った

新宿三丁目の「沖縄料理かりゆし」

にて、三線を習いに行きました。


今まで三線を弾くと指が痛くなってた原因がわかりました。

爪(バチ)を持つ親指の位置が原因だったらしいです。。


カチャーシーという踊りの三線を、自分で譜面見てやって

いたんですが、歌がよくわからなかったので

耐え切れず習いに行ったんですが、

習いに行ってみるモンですね♪

唐船ドーイと、もう一つ自分で

譜面見てやっていた

なりやまあやぐ(宮古民謡) を教えていただきました。

自分が思っていたよりテンポがゆっくりでした。


ものすごく歌のうまいおじさんがいて
教えていただきました。

そのおじさんの動画です。。





ちなみに水と日 の1時からやっていて、
一回なら2千円、 一ヶ月なら5千円でした。
右にいるママさんが教えてます(^.^)

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